ラッキ―バンクの返済遅延については、昨日のブログに第一報をアップした通りです。ボクは遅延したファンドに、合計90万を投資しているんですが、仮に半分毀損したところで、まあ、そんなもんですよ。このぐらいのアップダウンは仮想通貨や株で慣れっこのはずなんですが、今回は、まだなんか気持ちの整理ができないかんじ。すみませんが、もう少し書いてみます。

まず、遅延発生の理由。推測の域を出ないのですが、かなりの確度で真相はこうなんでしょう。

社長の親族が経営するX社が自転車操業の資金繰りになっていた → これをラッキーバンクからのファイナンスでなんとか回していた → 金融庁による行政処分が2月に発表 → ラッキーバンクからの資金がストップ → X社スキームのファンドで今回一斉に遅延発生。

ボクのラッキーバンクへの投資金額は全部で150万、そのうち60%の90万がこのX社スキームだったようです。だったよう、という言い方しかできないところに、ソーシャルレンディングの弱みがあります。ソーシャルレンディングでは、貸し手の詳細情報が開示できないことになっているので、投資家は、投資するときに自分のお金が誰に貸されるかがわからないんです。ここに、投資家と事業者の間で、圧倒的な情報格差が生じることになり、事業者が悪質な場合、うまく利用される可能性が出てくることになります。

ラッキーバンクがそういう事業者だったかどうかは現段階ではわかりません。そこまでひどい業者ではなかったと思いたいです。しかし、X社の資金繰りの厳しさは、内部的にはどの時点で把握していたのでしょうか。おそらく、かなり前からですよね。それから、これだけ多くの案件で進行状況が遅れているというのは、どういうことなんでしょうか。本当に見込み違いということなんでしょうか。X社へのファイナンスありきで、案件が具体的に固まらないうちから、どんどん見切り発車していたのではないでしょうか。

とはいえ、ここは、すべて担保付きという保全策をうたっているラッキーバンクです。時間がかかってもいいですから、しっかりと回収額の最大化を目指してくださいね。

一応、備忘録として書いておくと、ソーシャルレンディングの全体投資額が現在1450万ぐらいですので、今回のラッキーバンク案件で全体のおよそ6%が不良債権化したことになります。

昨日も書いたのですが、ボクはソーシャルレンディングをミドルリスク・ミドルリターンの商品だと思っています。現在、このカテゴリーの商品はなかなかないのですが、ソーシャルレンディングは唯一といってもいいぐらい一般投資家が利用できるものです。しかし、こうやって事業者リスク(今回はスキームリスクといったほうがいいのでしょうか)が、露呈してしまうと、一気に、ハイリスク・ミドルリターンの商品に成り下がってしまいます。そうならないようボクも、投資資金は、小口ロットで、業者分散、業種分散、ファンド分散等々、できるだけしてきたつもりですが、事業者との情報格差がなくならない限り、どこまでいっても事業者頼みというのが現実です。そういう投資に大事なお金を預ける以上、投資の予算管理はとても重要と痛感しました。投資資金のどのくらいまでをソーシャルレンディングに回すのか。もう少しソーシャルレンディング投資を増やそうかと思っていた矢先でしたので、そういう意味では今回の事件はいいタイミングでした。もうしばらくは、新規に資金投入はしないことにするつもりです。ソーシャルレンディングは、いったん、投入するとすぐに抜けませんからね。