今日はほとんど知られていない、でも、とってもお得な税制を紹介します!

名前を、エンジェル税制と言います。

経産省のキャッチコピーから。

エンジェル税制とは、創業して間もない元気な企業を応援するために、その企業への投資を行った方に対して税制優遇を行う制度です。

参照:経産省HP エンジェル税制のご案内
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内容を超速にまとめますね。

・エンジェル企業に投資すると、投資金額がほぼ100%、総所得金額から控除できます。
・つまり、会社員なら源泉されていた所得税が確定申告で税還付されます。
・さらに、株式を売却して損が出ると、株式譲渡益と相殺ができて3年の繰越しも可能。


お役所もわかっているんですね、スタートアップ企業への投資が十中八九、損することを。だから、税制優遇で投資を後押ししてくれているんです。まず、投資金額がいきなり控除できるところが驚愕です。そして出口での損も、またまた使えてまさに2度おいしい。

これだけ利益とぶつけることができる優遇制度なのですが、実は、ほとんど使われていないのが実態。その理由は、まず制度自体が知られていないこと、そしてエンジェル企業の認定プロセスに時間がかかったこと、などです。しかし、今年から、エンジェル税制の利用相談窓口が各都道府県レベルで担当部署が設置され、グンと身近で取り組みやすいものになってきました。

優遇税制のもう少し詳しい説明をしておきます。

まず投資の入口では、
1. 投資した年に受けられる所得税の優遇措置(次のAかBのいずれか)
A. 対象企業への投資額マイナス2000円をその年の総所得金額から控除(控除対象となる投資額上限は、総所得金額の40%と1000万のいずれか低い方)
B. 対象企業への投資額全額を、その年の他の株式譲渡益から控除

そして投資の出口では、
2. 株式を売却し損失が発生した場合、受けられる所得税の優遇措置
対象企業の株式売却により生じた損失を、その年の株式譲渡益と通算相殺できるだけでなく、その年の通算相殺しきれなかった損失については、翌年以降3年にわたって通算相殺が可能。

何度も言いますが、注目は、投資したら即、所得から控除できるということです。つまり、ぶっちゃけ、投資金額分の税額が還付されるということです。例えば、ボクが課税所得が1800万を超えているサラリーマンだとしましょう(1800万超の税率は40%)。で、今回、エンジェル税制要件を満たした企業に100万投資しました。そうすると、その100万の投資が将来どうなるかは関係なく、課税所得からその100万を控除できるんです。つまり、40万(=100X40%)の税還付がゲットできて、実質、60万の投資になるというわけです。所得レベルによって税率が違いますが、所得が900万超でも33%だから1/3も戻ってくることになる。いや、これはスゴイ。税制史上、これほどまでに、投資家に有利な制度があったでしょうか(笑)。

なので、ボクはこのエンジェル税制が使える出資案件を探しています。しかし、これがないんですね。FUNDINNOあたりの投資案件を狙っているのですが、まだエンジェル税制適用企業が出てきていません。募集後、要件を整え、適用されるようなケースも出てくるのかもしれませんが。投資するそのタイミングで、適用かどうかがわかりたいです。FUNDINNOさん、エンジェル税制適用案件も是非お願いします!

あと期待は、エメラダなのですが、こちらは、株式ではなく新株予約権への投資になっていて、エンジェル税制の要件に合致しないようです。残念。

ということで、オープンなプラットフォームでエンジェル税制が適用されるケースが、今のところ見つからない現状。エンジェル税制、本当にもったいないなあ。

↓ 口座は開設済み、いい投資案件を狙っています!