昨日の日経記事、三井住友銀行が来月から元本防衛型の公募投信を販売(運用はアムンディ)。文中に「保証付き」とあり、えっ、元本保証の商品なんかできるの!とびっくりしましたが、よく読んでみると、「投資家が受ける損失を一定に抑える下値限定型」というのが正しい表現で、こういうことです。
・基準価額1万円でスタート(下値は9000円と設定、基準価額が9000円まで下がると繰上償還)。
・基準価額が1万600円まであがると、1万円が防衛ラインと設定される。
・つまり、その後は、基準価額が落ちても1万円で繰上償還されるので、事実上の元本保証となる。
・基準価額がさらに1万1111円に届くと、それ以降は、基準価額の90%が防衛ラインとして切り上がっていく。

1万円を投資したら、最悪のケースとして千円の損失を覚悟すればいい。うまく基準価額が1万600円を超えてあがってくれれば、防衛ラインは切り上がるから、もう損をすることはなくなる。だから、ロングコールの損益図と同じイメージ。損は限定、益は無限大(もちろん理論上)。

難しい仕組みに思えてしまうかもしれませんが、簡単に言うと、
10%のロスカットを自動でやってくれるということになります。で、そのロスカットの基準が投資元本ではなく、その後の日々の基準価額で移動していくのがミソです。こういうことは、どんな投資商品だって、自分でできるわけですが、面倒でなかなかできません。ここのところを、この投信はお任せでやってくれます。

信託報酬は少し高めの1.44%、でも、販売時の手数料はなし(ノーロード)。運用資産については書いてありませんでしたが、ボラもそんなに高くないノーマルなもののはずです(メガバンクの販売ですから)。それに、ボラが高いと、すぐ、繰上償還にヒットして、アムンディも大変になります。この商品は、投資が怖い、損が嫌いという投資初心者にはとてもいいと思います。そして是非とも、儲かったという成功体験をつんでほしいです。これがきっかけになって、永久凍土のようにタンス預金に眠っているお金が少しでもマーケットに流れ込んだらいいです。この元本防衛型はフランスが発祥で、結構な人気ということらしいですよ。